片倉小十郎は右目かっこいい
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今日した妄想をざっくり書いてみる
AM3:10
明日もまだ夏休みやからええねん
成績開示もまだやからええねん
現代(?)特殊パラレル
日本がアメリカみたいな資本主義超大国で徴兵制がある
人殺しがしたくて志願した真田幸村二等兵(18)
堅物イケメン強面片倉小十郎中尉(30)
(どっちが受け攻めとか特にない)
幸村は手のつけられない狂犬 一度戦場に離すと殺戮の限りを尽くす
女子供にも容赦なく発砲する まだ息のある同僚を盾にして弾倉悲鳴上げるぐらい撃つ
お偉方から睨まれてるけど小十郎だけは幸村を好き勝手にさせる
幸村も片倉中尉の言うことだけはきく
周りからは「片倉の犬」って呼ばれてる
そんな設定
「こんなきな臭いところ早く出て、うまい金平でも食いたいだろう、真田」
片倉は火の点いていない煙草を咥えながら銃の安全装置を解除した。今日は市街地での接近戦で、いつもの大型の得物ではなく糞の役にも立たない警察が腰に下げているオートマティックを数挺持つ羽目になった。
武器の質如何はともかく真田は接近戦を何よりも得手としていた。鼻先で感じる硝煙と肉が焦げる匂いが、たまらなく真田の胸を高揚させた。この手で尊い唯一無二である誰かの命を奪っているのだという感覚はどんなきつい酒よりも気晴らしになる。
戦闘を愛好する真田にとって、中尉の言葉は理解できる範疇を越えていた。
「国に帰っても、何もありませぬ」
真田も片倉に倣って銃を抜き、弾倉に弾をこめる。
遠くから銃が火を噴く音が聞こえる。怒号、建物の崩壊音。到底故郷では聞けない音だらけだ。
自国が仕掛けた戦争だというのに、国に帰れば戦争など無関係だという顔をした阿呆たちがのうのうと暮らしている。彼らを真田は激しく嫌悪した。いっそどこかの国がひとつ爆弾でも落としてくれればいいのに、と真田はよく思った。
「片倉中尉は、お国が恋しいので?」
「仕事は早く終わらせるのが主義だ。野菜も育たん国土など興味がない」
「はあ、左様で」
男の左頬には勲章のように燦然と大きな傷が付いている。真田はそれを少し羨んでいた。
片倉は他の上司と違い、自分を野放しにする。出世にも拍子抜けするぐらい執着せず、淡々と若い兵士をまとめ、書類を片付け、人を殺す。本当に戦争を仕事としてしか見ていないようだ。その姿勢が真田は気に入っていた。しかし、国元に帰りたいという点はどうにも合意できない。
戻ったところで何があるというのか。
これほどまでに血を沸かせ、魂を揺さぶらせる場所など本土にはどこにもない。
もしも戦争が終われば、もう自分は人殺しになるしかないと真田は覚悟していた。
今は合法という庇護のもとで、思う存分自分の好きなことができる。だが一度国に戻れば、それは最も重い罪とされてしまう。
「お前にはここが性に合ってるんだろう」
「ええ」
「生まれる時代を60年ばかり間違えたな」
「そればかりは、某にはどうにも」
「まあ、今を生きろ。お前は若い」
そう言うと片倉は手榴弾の栓を口で抜き、徐に手近な建物に放り込んだ。爆音がして、色とりどりの悲鳴が聞こえる。
「何ともあなたらしくない助言にございますな」
「青春群像は御免被るか?フット・ルースも悪くないぞ、たまにはな」
軽く笑う片倉につられて、真田も鼻で笑った。
そうだ俺は若いのだ、若い内に自分の好きなことをやっておかないでどうするのだ、と真田は学生の典型のような言葉を心中で浮かべた。
日本がアメリカみたいな資本主義超大国で徴兵制がある
人殺しがしたくて志願した真田幸村二等兵(18)
堅物イケメン強面片倉小十郎中尉(30)
(どっちが受け攻めとか特にない)
幸村は手のつけられない狂犬 一度戦場に離すと殺戮の限りを尽くす
女子供にも容赦なく発砲する まだ息のある同僚を盾にして弾倉悲鳴上げるぐらい撃つ
お偉方から睨まれてるけど小十郎だけは幸村を好き勝手にさせる
幸村も片倉中尉の言うことだけはきく
周りからは「片倉の犬」って呼ばれてる
そんな設定
「こんなきな臭いところ早く出て、うまい金平でも食いたいだろう、真田」
片倉は火の点いていない煙草を咥えながら銃の安全装置を解除した。今日は市街地での接近戦で、いつもの大型の得物ではなく糞の役にも立たない警察が腰に下げているオートマティックを数挺持つ羽目になった。
武器の質如何はともかく真田は接近戦を何よりも得手としていた。鼻先で感じる硝煙と肉が焦げる匂いが、たまらなく真田の胸を高揚させた。この手で尊い唯一無二である誰かの命を奪っているのだという感覚はどんなきつい酒よりも気晴らしになる。
戦闘を愛好する真田にとって、中尉の言葉は理解できる範疇を越えていた。
「国に帰っても、何もありませぬ」
真田も片倉に倣って銃を抜き、弾倉に弾をこめる。
遠くから銃が火を噴く音が聞こえる。怒号、建物の崩壊音。到底故郷では聞けない音だらけだ。
自国が仕掛けた戦争だというのに、国に帰れば戦争など無関係だという顔をした阿呆たちがのうのうと暮らしている。彼らを真田は激しく嫌悪した。いっそどこかの国がひとつ爆弾でも落としてくれればいいのに、と真田はよく思った。
「片倉中尉は、お国が恋しいので?」
「仕事は早く終わらせるのが主義だ。野菜も育たん国土など興味がない」
「はあ、左様で」
男の左頬には勲章のように燦然と大きな傷が付いている。真田はそれを少し羨んでいた。
片倉は他の上司と違い、自分を野放しにする。出世にも拍子抜けするぐらい執着せず、淡々と若い兵士をまとめ、書類を片付け、人を殺す。本当に戦争を仕事としてしか見ていないようだ。その姿勢が真田は気に入っていた。しかし、国元に帰りたいという点はどうにも合意できない。
戻ったところで何があるというのか。
これほどまでに血を沸かせ、魂を揺さぶらせる場所など本土にはどこにもない。
もしも戦争が終われば、もう自分は人殺しになるしかないと真田は覚悟していた。
今は合法という庇護のもとで、思う存分自分の好きなことができる。だが一度国に戻れば、それは最も重い罪とされてしまう。
「お前にはここが性に合ってるんだろう」
「ええ」
「生まれる時代を60年ばかり間違えたな」
「そればかりは、某にはどうにも」
「まあ、今を生きろ。お前は若い」
そう言うと片倉は手榴弾の栓を口で抜き、徐に手近な建物に放り込んだ。爆音がして、色とりどりの悲鳴が聞こえる。
「何ともあなたらしくない助言にございますな」
「青春群像は御免被るか?フット・ルースも悪くないぞ、たまにはな」
軽く笑う片倉につられて、真田も鼻で笑った。
そうだ俺は若いのだ、若い内に自分の好きなことをやっておかないでどうするのだ、と真田は学生の典型のような言葉を心中で浮かべた。
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